排便の仕組みを知ろう!

排便の仕組み

胃で食べ物を消化していると思っている人が多いようですが、実際の胃の働きは消化の前段階、食べ物のエネルギーや栄養素を消化吸収しやすいようにしている、と説明したほうが正しいのです。

 

胃は食べ物が入ってくると胃液が分泌され、収縮と弛緩を繰り返す激しい運動を行います。
このとき分泌される胃液は、胃酸とペプシンと粘液で構成されていますが、胃酸は食べ物を殺菌し、ペプシンはタンパク質を消化する働きをします。
胃には吸収作用はほとんどなく、水分やアルコールやブドウ糖などをわずかに吸収するだけです。

 

胃で砕かれ、分解された食べ物は十二指腸に送られて本格的に消化されます。食べ物が十二指腸に送られてくると、胆汁と膵液が流れ込み、そこに消化液が混じって食べ物はさらに細かく砕かれ、分解されていき、小腸へ送られます。
食べ物から栄養を吸収しているのは、主にこの小腸の仕事です。
食べ物は小腸にある何種類かの酵素の働きで、4〜5時間かけて、ゆっくりと糖質やタンパク質や脂肪といった栄養素に分解され、吸収されます。

 

小腸で消化吸収され、大腸に運ばれてきた食べ物の残りかすは、大腸の収縮や弛緩や伸縮といった運動により撹拌され、さらに粉砕されながら水分が吸収されていきます。
水分が吸収されることで、内容物は次第に固まっていきます。

 

これが便です。

 

 

大腸を通過して直腸に便が溜まると、直腸の内圧が上昇し、それが刺激となって大脳から排便を促す信号が出されます。
肛門は排便の準備ができるまで、肛門括約筋が緊張を保って閉じられていますが、準備が整うと括約筋がゆるみ、開きやすくなります。

 

その状態でいきむと肛門内圧が上昇し、便が肛門から押し出されます。

 

これが排便です。

 

排便が終わり、直腸内が空になると直腸の緊張が途切れ、ふたたびび肛門括約筋は肛門を締めます。

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